夢日記2020/12/18

学校のような美術館のような、デザイン性に傾きすぎた建物の中を、制服を着て歩いている。夢の中では意識していなかったが、セーラー服だったかもしれない。実際に着たことはないからどうだか分からない。外は暗い。夜らしい。あるいは雨だったか。青緑色の街灯の下に立っている。石畳が光る。

事務所のようなところへ出向く。事務所のドア前の人混みを避けるため、脚立の上に上がって室内を覗く。ガラスの向こうから見覚えのある(と思った)髭の男が愛想よく手を振ってくれた。脚立を下りると、同年代であろう見知らぬ女の子がいる。何をしているのかと尋ねられ、ここに用があってと答えると、「美術部の審査ならここで待ちなさい」と言われた。ああ、これ、美術部なんだと呟きながら見回すと、それらしい女の子が4人ほどいるようである。自分もその審査に来たのかなと思った。

やがて事務所のドアが開けられ、私を含む何人かが招き入れられた。室内は暗かった。他の女の子たちは案内されるままに奥の机につき、私は最もドアに近い机についた。あの髭面の男性と、その仲間とに一番近い席だった。机上には試験用紙のようなものが何枚か束になって置かれ、すでに記入済みのようだった。促されて手に取り、中身を見ると、自分の字らしい。採点されているらしく、コメントがところどころに書き込まれている。試験はもう終わっていたのか。あるいはこれが試験なのか。制限時間までは机に座っていなければならないのだろうと思い、じっと採点済みの試験用紙を眺めた。間違いばかりが目につく。合計得点が明記されていない。他の人たちがどのくらいの得点なのかもわからない。誰も何も言わない。不安ばかりが募る。そのうち目が覚めた。