夢日記2022/11/06

大きな梨のような歪な果実を盗んだ。大きさは思い返すたびに膨らんでいって、正確なサイズ感はよくわからない。大きかった気がする。一緒に、なにか高価なものを盗んだ。丈夫なカバンに入っていた。
車を乗り回して逃げ、山間に隠れようとする。大学の前を通り、熊のような大きな毛むくじゃらが横たわっているのを目にした。山間を抜け、谷間に車ごと落ちて逃げ切ったかと思うが、降りてみると目の前に人がいて、追い詰められていたと分かった。
窃盗の罪で処刑されることになった。今や谷間には自分と車と、盗んだものと、研究室の面子が揃っている。彼らが私を処刑する。

睡眠薬を大量に飲んでプールに突き落とされる。今まで自分も処刑人として何人か突き落としてきた。だからこそ極刑だと分かる。薬を飲んですぐ落とすのではなく、せめて意識を失ってからにしてほしいと頼むが、聞き入れてもらえない。罰の意味が無くなるからだろう。準備のために白い建物内にしばらく放っておかれた。廊下の向こう側から「水がないんだけど」「いつも飲みきれないらしいから、いいよ」と聞こえる。もしや薬も十分に飲めないまま溺死させられるのか?

ああ遺書を書かなきゃなと思いながらプールサイドへ連れていかれる。パスワードとか、パソコンの管理とか、誰に頼めばいいんだろう。そういえば皆への別れも済んでいない。急に辛くなってきた。

今まで自分がしてきたことを、自分自身にもされるとは思っていなかった。罪を犯した動機も分からないのに、死に方を決められずに殺される。昨日までの友人が処刑人として傍らに立ち、薬を差し出してきた。